英語の長文や並べ替え問題でよく出てくるのが、「名詞を修飾する表現」です。形容詞だけでなく、現在分詞や過去分詞、関係代名詞なども名詞を詳しく説明する役割を持っています。しかし、「どれも同じように見えて違いがわからない」という中学生も少なくありません。そこでこの記事では、中学英語で学ぶ名詞を修飾する方法をわかりやすく整理し、高校入試によく出るポイントまで詳しく解説します。例文を見ながら理解を深めていきましょう。
中学英語の「名詞を修飾する」とは?基本を理解しよう
中学英語で重要な文法の一つが「名詞を修飾する表現」です。結論からいうと、修飾とは「名詞について詳しく説明すること」を意味します。
例えば、「book」だけではどんな本なのかわかりません。しかし、「interesting book」とすると「面白い本」という意味になり、本の特徴が伝わります。このように名詞の内容を詳しく説明する言葉を修飾語と呼びます。
英語では名詞を修飾する方法が複数あります。中学校で学習する主なものは次の4つです。
- 形容詞
- 現在分詞
- 過去分詞
- 関係代名詞
高校入試では並べ替え問題や英作文、長文読解などさまざまな場面で出題されます。特に関係代名詞や分詞による修飾は頻出です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、「名詞を詳しく説明する」という共通の役割を理解すると整理しやすくなります。これからそれぞれの使い方を具体例とともに確認していきましょう。
形容詞による名詞の修飾
最も基本的な名詞の修飾方法が形容詞です。結論として、形容詞は通常、修飾する名詞の前に置かれます。
例えば次のような例があります。
- a beautiful flower(美しい花)
- a small dog(小さな犬)
- an interesting book(面白い本)
どの例も形容詞が名詞の前に置かれています。日本語でも「大きい家」「赤い車」のように名詞の前で説明するので比較的理解しやすいでしょう。
高校入試では形容詞の意味を正しく理解しているかだけでなく、複数の形容詞を使った表現も問われます。
例えば「a beautiful old house」のように形容詞が続くこともあります。意味は「美しく古い家」です。
まずは基本として、「形容詞は名詞の前に置いて説明する」と覚えておきましょう。このルールは今後学ぶ分詞や関係代名詞との違いを理解するための土台になります。
現在分詞・過去分詞による名詞の修飾
高校入試で差がつきやすいのが分詞による修飾です。分詞には現在分詞と過去分詞があります。
現在分詞は「~している」、過去分詞は「~された」という意味を表すことが多いです。
例文を見てみましょう。
- a running boy(走っている少年)
- a sleeping baby(眠っている赤ちゃん)
- a broken window(壊れた窓)
- a written letter(書かれた手紙)
修飾語が1語なら名詞の前に置かれます。しかし、分詞の後ろに語句が続く場合は名詞の後ろに置きます。
- the boy running in the park
- the books written by him
この形は高校入試で非常によく出題されます。
ポイントは次の通りです。
- 現在分詞=能動的な意味
- 過去分詞=受け身の意味
- 語句が続くと後ろから修飾する
意味を考えながら読む習慣をつけると、長文読解でも理解しやすくなります。
関係代名詞による名詞の修飾
中学英語で最も重要な名詞修飾表現の一つが関係代名詞です。関係代名詞は「どんな人なのか」「どんな物なのか」を後ろから詳しく説明します。
例えば次の文を見てください。
I know the boy who plays soccer.
これは「私はサッカーをする少年を知っています」という意味です。
この文では「who plays soccer」が「the boy」を説明しています。
関係代名詞には主に次のものがあります。
- who(人)
- which(物・動物)
- that(人・物の両方)
例文は次の通りです。
- The girl who is singing is my sister.
- I have a book which is very popular.
- This is the bike that I bought.
高校入試では関係代名詞を使った並べ替え問題や英作文が頻出です。長い修飾部分が出てきても、まずは修飾される名詞を探すことが大切です。
「後ろから名詞を説明している」と意識すると理解しやすくなります。
高校入試によく出る名詞修飾問題の対策
高校入試では名詞を修飾する表現が単独で出題されるだけでなく、長文読解や英作文の中にも多く登場します。
対策として特に意識したいのは、修飾される名詞を見つける練習です。
例えば次の文があります。
I met a girl who lives in Oita.
まず「a girl」が名詞であり、その後ろの「who lives in Oita」が説明していることを確認します。
また、次のような問題も頻出です。
- 並べ替え問題
- 英作文
- 長文中の内容理解
- 空所補充問題
学習するときは例文を丸ごと覚えることがおすすめです。文法事項だけを暗記するよりも実際の文章の中で覚えた方が定着しやすくなります。
高校入試本番では複雑な文でも落ち着いて修飾関係を確認しましょう。それだけで長文の理解度が大きく向上します。
まとめ|名詞を修飾する表現を使い分けて得点アップしよう
中学英語ではさまざまな方法で名詞を修飾します。
- 形容詞は名詞の前から説明する
- 現在分詞は「〜している」を表す
- 過去分詞は「〜された」を表す
- 関係代名詞は後ろから詳しく説明する
これらの表現は高校入試で頻繁に出題されます。特に関係代名詞や分詞による修飾は長文読解にも直結する重要単元です。
まずは基本例文を覚え、修飾される名詞を見つける練習を続けましょう。理解が深まると英語の文章が格段に読みやすくなり、高校入試でも大きな武器になります。
高校入試対策|名詞を修飾する表現の練習問題
練習問題
次の問題に挑戦してみましょう。
問題1
( )に入る最も適切な語を選びなさい。
I have a ( ) dog.
- ① beautiful
- ② beautifully
- ③ beauty
問題2
次の日本語に合うように英語を完成させなさい。
走っている少年
( ) boy
問題3
次の日本語に合うように英語を完成させなさい。
壊れた自転車
( ) bike
問題4
次の英文を日本語にしなさい。
The girl singing a song is my sister.
問題5
次の英文を日本語にしなさい。
I have a book written by my grandfather.
問題6
( )に入る適切な関係代名詞を書きなさい。
I know a boy ( ) plays baseball.
問題7
( )に入る適切な関係代名詞を書きなさい。
This is a camera ( ) is very popular.
問題8
次の2文を関係代名詞を使って1文にしなさい。
I have a friend.
He lives in Oita.
問題9
次の語を並べ替えて英文を完成させなさい。
I know ( playing / soccer / the / boy / who ).
問題10
次の英文の修飾されている名詞を答えなさい。
The students studying English are very busy.
解答・解説
問題1
解答:① beautiful
解説:
名詞「dog」を修飾するので形容詞を使います。beautifulは形容詞で「美しい」という意味です。
問題2
解答:running
解説:
「走っている」は現在分詞を使います。running boyで「走っている少年」という意味になります。
問題3
解答:broken
解説:
「壊された」という受け身の意味なので過去分詞brokenを使います。
問題4
解答:
歌を歌っている少女は私の姉(妹)です。
解説:
singing a songがthe girlを後ろから修飾しています。
問題5
解答:
私は祖父によって書かれた本を持っています。
解説:
written by my grandfatherがbookを修飾しています。過去分詞による後置修飾です。
問題6
解答:who
解説:
先行詞がboy(人)なのでwhoを使います。
問題7
解答:which
解説:
先行詞がcamera(物)なのでwhichを使います。thatでも正解になる場合があります。
問題8
解答:
I have a friend who lives in Oita.
解説:
friendが人なので関係代名詞whoを使います。
問題9
解答:
I know the boy who plays soccer.
解説:
who plays soccerがthe boyを説明しています。「サッカーをする少年」という意味です。
問題10
解答:
students
解説:
studying Englishがstudentsを修飾しています。「英語を勉強している生徒たち」という意味になります。
チャレンジ問題(高校入試レベル)
次の英文を日本語にしなさい。
The woman who is talking with my mother is a teacher.
解答:
母と話している女性は先生です。
解説:
who is talking with my motherがThe womanを修飾しています。高校入試ではこのような関係代名詞を含む長めの文が頻出です。修飾される名詞を見つける習慣をつけましょう。



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